認知症は予防することでどのくらいの確率で発症を防ぐことができるの?

肉食と認知症

認知症予防には様々な方法がありますが、その中でも確率論を以て語られる予防法の一つに肉食とアルツハイマー病の関係があります。

アルツハイマー病は認知症の原因となる病気の中でも最も多いものですが、肉を食べ過ぎることはアルツハイマー病の発症率を高めることが分かっています。

これはイギリスの研究なのですが、世界7カ国の高齢者1万5000人を対象として認知症の調査を行った結果、肉を食べることを抑えている人は、頻繁に肉を食べる人に比べてアルツハイマー病を発症する確率が20%低くなることが分かったのです。

このほか、アメリカの調査でも肉をたくさん食べる人が認知症になる確率は、肉を全く食べないベジタリアンの2倍にものぼるという結果が出ています。

ここでいう肉というのは豚肉、牛肉、羊肉、ハム・サラミ・ソーセージ・ベーコンなどの加工品、つまり赤身の肉であり、鶏肉は含まれていません。

つまり、赤身の肉を頻繁に食べる人は認知症に罹患する確率が非常に高くなるのです。

ちなみに、鶏肉は認知症予防の効果がある食品として知られているため、認知症を予防しながら肉を食べたいときには鶏肉や魚肉を食べるのがいいでしょう。

肉食が認知症の確率を上げる理由

なぜ肉食をすることでこれほど認知症の発症率があがるのかと言うと、肉は加熱調理をすることで活性酸素が発生するからであると言われています。

活性酸素とは酸素が変化したもので、老化やさまざまな病気の原因となります。

そのため、肉食によって活性酸素を取り込むと脳細胞が酸化して破壊され、脳の機能低下から認知症に繋がるのです。

これを防ぐためには、そもそも肉食をせずに活性酸素を取り込む機会を少なくすることが大切です。

また、肉を食べないとなると結果的に野菜などをおかずに食べることになります。

野菜には抗酸化物質が含まれた食材がたくさんあります。

抗酸化物質を摂取すると活性酸素の働きを抑えることができ、それが認知症予防につながると考えられています。

イギリスとアメリカでの調査から得られた、「肉食を頻繁にする人とそうではない人では認知症発症率が20%違い、さらにベジタリアンと比べた場合には倍の開きがある」という結果は、活性酸素を取り込む機会の差、そして取りこまれた活性酸素を抑える食材をどれほど食べているかと言うことと大きな関係があったのです。

したがって、食生活の改善によって認知症予防をするならば、肉を少なくして野菜を多くするだけでもそれなりの効果が得られると言えます。

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