認知症はどんな人がなりやすいの?

認知症になりやすい人

ヒトゲノムが解析されたことで様々な病気が遺伝子と関係していることが明らかになりつつありますが、なかでも認知症になりやすい人となりにくい人が存在することが分かってきました。

つまり、認知症になりやすい人と言うのは遺伝子的にそのような特性を持っている人と言うことができます。

最近の研究によれば、特定の遺伝子を持っている人が認知症になりやすいということや、特定の遺伝子に異常が起こった時には確実に認知症になりやすいということ等が分かってきたのです。

ただし、これらのこともまだ決定的なデータが出ているわけではないため、例えばある遺伝子を持っていたからと言って必ず認知症になると言うことは言えません。

あくまでも、「遺伝子的になりやすい要因があるらしい」ということが分かってきているのです。

認知症になりやすい職業

認知症になりやすいと考えられている職業がいくつかあります。

これは、認知症の専門医のもとに入院した患者の職業を観察した結果、認知症になりやすい職業の傾向が分かったと言うものです。

  • 公務員

最も多い職業は公務員であり、これらの職業に就いていた人が定年退職後に認知症になるケースは非常に多いようです。

考えられる理由としては、公務員は世の中の動向に敏感でなくとも、ただひたすら言われた通りの仕事をすることで生活していくことができ、しかも年金も十分にもらえるため、単純に指示を忠実に守っていればよいと考える人が多く、そのように仕事をこなしていた人が、退職後に指示や命令をされない生活になることが影響しているのではと言われています。

つまり、それまで自主的行動意欲に欠いていたため、退職後に虚脱感が大きく、認知症になってしまうようです。

  • 安定したサラリーマン

公務員に近い存在として、安定して退職まで勤め上げたサラリーマンにも同じことが起こるようです。

しかし、最近のサラリーマンは不況の嵐が吹き荒れる中で生きていかなければなりませんから、認知症にはなりにくいと言えるかもしれません。

  • 教師

学校の教師は、自分の担当の教科を毎年同じカリキュラムとペースで教えていくことから、業務が変化に乏しく、認知症になりやすいようです。

ただし、大学の教員などは生徒に学問を講じる傍ら、自らクリエイティブに研究や創作活動をしていくため、認知症にはなりにくいそうです。

以上のように、変化に乏しい、刺激に乏しい、クリエイティブでないなどの特徴がある職業は、総じて認知症になりやすい傾向があるようです。

そのような職業に就いている人が認知症にならないためには、退職後も意欲をもって趣味などに打ち込むことが効果的だと言われています。

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