腰痛とは?

3種類の腰痛

腰痛とは、腰に痛みや炎症を生じる症状の事を言います。

正式名称は腰痛症です。腰痛には3種類あり、急性腰痛症と慢性腰痛症、そして緊張性腰痛があります。

急性腰痛症とは何らかの動作を行った時(特にひねりの動作)に急に激しい痛みが起こるものです。

痛みが起こった時の姿勢からしばらくは身動きが全く取れなくなる程の激しい痛みを持っており、「ぎっくり腰」と言われる物もこれに当たります。

慢性腰痛症は名前の通り慢性的な腰痛であり、こちらは日常生活において姿勢がわるい状態が繰り返されることによって腰の筋肉が疲労することによって起こります。

特に腰椎の周辺の筋力が弱いために正しい姿勢を保つことができない人は姿勢が悪い状態が続いてしまうことから、腰椎周辺の筋肉に過度の負担がかかって腰痛を起こしてしまいます。

緊張性腰痛は筋肉に過度のストレスがかかることによって、筋肉が緊張して起こる腰痛です。

過度なストレスの状況下では交感神経が優位になり、余計な筋肉に力が入ってしまうため、バランスを取ろうとして腰の筋肉に負担がかかり、その結果腰痛になってしまうのです。

以上の3種類のうち、最も多いのは慢性腰痛症です。

腰痛大国・ニッポン

慢性腰痛症は、日ごろの積み重ねによって発症するものです。

したがって、普段からいかに腰痛にならないようにするかが大切なのですが、これを行政や学会の方針によって取り組んでいる国や、そもそも生活習慣によって正しい姿勢が保たれやすい国などは腰痛患者が少ないものです。

このように、国や地域の方針によって腰痛の罹患率は大きく異なることになります。

例えばヨーロッパでは、1976年にスウェーデンの整形外科医・ナッケムソンが「腰痛の原因は姿勢にある」といち早く提唱したことから、ヨーロッパ全体では就労中や家事労働中の予防策が進みました。

これによって、腰痛患者は激減しています。

アメリカは腰痛治療に関しては後進国で、未だに腰痛の原因が特定されていないとしています。

しかし、なにより我等が日本は腰痛大国です。

日本では腰痛が色々な症状の中でも最も多い症状であり、日本人の8割以上が腰痛を経験したことがあるほどです。

これは世界的に見ても異常なほどの多さです。

しかも、腰痛を訴える患者に対してレントゲン写真を撮り、その結果異常が認められない場合には医学的な疾患として認められずに患者は放置されている有様です。

これは由々しき事態と言えます。

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