痛風の原因とは?

痛風の原因

痛風の原因は、血中の尿酸値が高くなって尿酸の結晶が体内にたまることです。

尿酸と言う物質は全ての人の体内にあるものです。

健康な人の血液や体液に溶け込んで体内を循環し、尿に混ざって体外に排出されたり、消化管から排出されたりしています。

したがって、それ自体が悪いわけではないのですが、何らかの原因によって血液中の尿酸濃度が上昇して飽和濃度を超えると、体の中に蓄積していきます。

飽和濃度と尿酸濃度が一致している状態を飽和状態といい、その点が限界の点なのですが、尿酸濃度が飽和濃度を越えた時に血液中や体液中で過剰となった尿酸が結晶化するのです。

尿酸の濃度が高い状態が続いた時には、尿酸の結晶がたまっていき、この結晶が関節の内面に付着していきます。

こうなると、付着した尿酸結晶を異物と認識して白血球が攻撃を始めるのですが、これが痛風の痛み(痛風発作)の正体です。

このように、痛風発作は尿酸結晶が関節にたまることで起こりますが、たまる部分は関節のみではなく、臓器にたまることもあります。

特にたまりやすいのが皮下であり、皮膚の下に痛風結節という結節が形成されるようになります。

まれではありますが、痛風結成が脊髄に形成されて神経症状を起こすこともあります。

このほか、尿酸は腎臓にもたまりやすいため、腎障害を起こして命の危険が生じることもあります。

ビールは原因になる?

痛風の原因として良く挙げられるものとして、ビールがあります。

世間一般で広く認識されていることであるため信じてしまいそうなものですが、実際にはビールは痛風の原因にはなりません。

ビールだけを飲んでいることで痛風になることはないのです。

問題となるのはビール自体ではなく、ビールのおつまみです。

ビールを飲んでいる時には油っぽくて濃い味付けの、尿酸値を高めてしまうおつまみが好まれることが問題なのです。

つまり、ビールを飲む時、それに伴って尿酸値を高める食べ物を多く食べてしまいます。

また、ビールを飲んでいるとビールに含まれる炭酸が胃を刺激して食欲を増進させ、そのようなおつまみをたくさん食べてしまうのです。

この他にも、ビールでほろ酔い加減になって理性の働きが不十分になることでも、おつまみをついつい食べ過ぎてしまい、痛風になってしまいます。

したがって、痛風とビールは直接的ではなく、間接的な相関関係にあると言えます。

ビールを飲むのは問題ありませんが、尿酸値のあがりにくいおつまみを選んで食べるとよいでしょう。

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