熱中症は予防することでどのくらいの確率で発症を防ぐことができるの?

熱中症の予防によって発症がどれくらい下がるか

熱中症の予防でどれくらい発症の確率が下がるかということですが、これは明確な数値で表すことはできません。

なぜならば、置かれている環境の温度や湿度、風通し、対象となる人がどのような体調や服装であり、どの程度暑さに順応しているかと言うことでも発症の確率は変わるからです。

極端な言い方をすれば、部屋の温度を28度くらいに保っておき、服装は普通の服装であり、暑さへの順応の程度も普通で体調も極めて健康であり、室内で特に運動強度の高い作業や運動もせず、こまめに水分補給をしていたとするならば、その状況下で熱中症になることはまずありません。

限りなく0%に近いと言うことです。

したがって、室内での予防を考えるならば、その時の服装や従事する作業などを考えて温度を24~28度程度に保つことで予防を図ることができます。

屋外での作業が厄介

確率がどれくらい下がるかという観点で考えた時に厄介なのが屋外での作業です。

温度と湿度が高い日に屋外で肉体労働に長時間従事していれば、いくら水分補給を怠らなかったと言っても、熱中症になる可能性があるからです。

これも服装や体調や労働内容によって確率が変動するため、適切な水分補給によってどれくらいの確率で発症するかを論じることはできません。

特に、屋外で作業するとき、職場によっては重装備を強いられることもあります。

怪我をしないために通気性の悪い厚手の作業着を着て、足には安全靴をはき、頭にはヘルメットをかぶり、手には手袋をはめて露出するのは顔だけと言うこともあります。

このような服装で暑い中作業に従事すれば熱中症のリスクは確実に高まります。

このほか、作業現場の気密性などが考慮され、炭坑夫などは気密性が高く狭い空間で肉体労働に従事するため、1回当たりの作業時間は短時間に設定されるのです。

また、屋内の作業であっても特殊な作業を行う場合(精密機械や薬剤の製造など)には、気密性が非常に高く中から水分が蒸発することができないつなぎ服などを切ることもありますが、これは非常に危険な服装であり、通常の作業着で作業するときに比べて10度以上涼しい環境で作業をしなければ熱中症になるリスクが非常に高まるとされています。

このように、屋外での作業の場合には体調や服装、温度や湿度、労働の強度や労働時間などを考えていく必要があります。

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