ノロウイルスとは?

ノロウイルスとは?

ノロウイルスとは、非細菌性急性胃腸炎の原因となるウイルスのことです。

したがって、「ノロウイルス」という単語を用いるときに病名として用いている嫌いがありますが、正確には病名は「非細菌性急性胃腸炎」であり、ノロウイルスはあくまでもウイルスの名称になります。

ノロウイルスは人の小腸の粘膜で増殖します。

主に11~3月にかけて流行することが多く、100個以下というごく少量のウイルスでも発症することから、非常に感染力が強いウイルスであると言えます。

そのため、抵抗力の低い個体の集団では集団感染を引き起こしやすく、保育園や高齢者施設等では特に注意が必要です。

「ノロウイルス」だけが原因ではない

ノロウイルスは色々な形で感染します。

年間を通していつでも発症の可能性はありますが、特に冬に流行すると言う特徴があります。

マスメディアが選択的に「ノロウイルス」というウイルス名を使っていることから、ノロウイルスに感染すると胃腸炎を引き起こすと考えられていますが、ノロウイルスの他にもロタウイルスやアデノウイルスも同様の症状を引き起こします。

より詳しくいうならば冬の前半にはノロウイルスによる胃腸炎が多く、後半から春にかけてはロタウイルスによる胃腸炎が多くなります。

また、ロタウイルスやアデノウイルスは乳幼児に感染しやすく、ノロウイルスは成人を含めた全ての年齢層に感染します。

いずれのウイルスも、抵抗力の低い乳幼児や高齢者は重症化しやすいです。

ノロウイルスは珍しくない

「ノロウイルス」という単語がメディアをにぎわせるのは一年のうちの一定の期間であるほか、大流行を見せた時に限られます。

そのため、ノロウイルスが流行するのは一時的なものであると認識している人が少なくありません。

しかし、ノロウイルスへの感染は世界各地でいつでも発生し得るものです。

食中毒はノロウイルス以外にも様々なウイルスや細菌が原因になりますが、厚生労働省の調査によれば、年間で起こる食中毒の全ての患者のうち33%がノロウイルスによって引き起こされたものとなっています。

この割合は食中毒の原因となるものの中で最も大きいものです。

ちなみに、日本では冬季に流行することが多いですが、流行する年には偏りがあり、2006年から2007年にかけての冬季の患者数は1000万人を超え、過去最悪と言われる患者数を記録しました。

衛生管理によって発症を防ぐことができるので、積極的な取り組みによって患者数を減らしていくことができます。

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